「住民自治」―住民意思の尊重を 八代市郡合併問題
 八代振興局へ申し入れ

 八代郡坂本村において、住民発議による住民投票条例が議会で可決成立し、3月6日投票で、住民投票が実施されることになりました。
 日本共産党南部地区委員会と八代市郡の共産党議員は、宮田政道八代地域振興局長に対し、「合併にあたり各市町村の意思を尊重すること」を求めた申し入れ書を提出しました。
申し入れでは、合併協議を通じ、住民サービスの後退、負担増などが明らかにされる中で、住民から不安や疑問の声が強まってきていることを指摘。合併問題は、住民の暮らしが大きく変わる問題であり、住民自治の精神にそって、一人一人の住民の意思を十分に尊重することを強く求めました。
申し入れには、橋田芳昭南部地区委員長、笹本さえこ八代市議、内田次一坂本村議、高浜良春鏡町議、橋本徳雄前八代市議が参加。松岡県議も同席しました。


     
   

以下申し入れ文書です。

八代振興局長 宮田政道様
                             2005年2月14日
                      日本共産党南部地区委員会
                           委員長 橋田芳昭
                       八代市議会議員 笹本さえこ
                       坂本村村会議員 内田次一
                       鏡町町議会議員 高浜良春
                       宮原町議会議員 吉川義雄

合併にあたっては、各市町村の意思を尊重することを申し入れます

 貴職におかれては、ご清栄のことと思います。
 さて、八代地域の市町村合併は、この間の協議の中で、住民サービスの格差をめぐっての様々な議論が行われ、「休止」かという事態も生まれました。これは、合併することで住民サービスは後退し、負担は増えることが明らかになる中で、住民の中からは、合併に対する不安や疑問の声が強まってきていることの現れではないでしょうか。そういう中で、坂本村では住民の側から「合併の是非は住民投票で決めてほしい」という声が上がり、住民発議による住民投票条例が議会で可決成立しました。坂本村は三月六日投票で住民投票が実施されることになりました。このことで、中島隆利合併協議会会長は、「坂本村議会が、可決した重みは大きく、行方を見守るしかない」と述べています。
 合併問題は、住民の暮らしが大きく変わる大問題です。地方自治は住民自治です。合併するかどうかは、一人一人の住民の意思を十分に尊重すべきです。
 八代地域振興局におかれましては、潮谷義子知事が県議会でも答弁されているように、自主合併の立場から、各市町村の自主的判断を尊重すべきことを申し入れます。




日本共産党熊本県議会議員 松岡徹
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