台風14号による道路崩壊現場を調査


 

 日本共産党熊本県委員会、同南部地区委員会は10月5日、台風14号によって大きな被害を受けた八代市泉町(旧泉村)、球磨郡五木村の調査を行いました。

 調査には、衆院九州沖縄ブロック比例候補として奮闘した田村貴昭氏も加わり、松岡徹県議、笹本さえ子八代市議、本村令斗人吉市議、久保田悦子多良木町議、内田次一元坂本村議、橋田芳昭南部地区委員長らが参加しました。

 和泉町では、台風14号によって一時間に800ミリという大雨が降り、国道、県道、林道、市道が路面山腹崩壊、方面崩壊、路肩決壊などで44箇所も全面通行止めになってしまいました。そのため、台風通過直後には36世帯103人の孤立世帯が生まれ、自衛隊のヘリコプターが食糧を輸送したり、消防団員が歩いてガソリンなどを届けたりしました。

 台風通過から一ヶ月たった今でも、樅木地区の栗野、ニガコベ地区の9世帯32人の孤立状態は解消されていません。

 今回の調査では、栗野、ニガコベ地区につながる市道が140メートルにわたって崩壊している現場を視察しました。八代市の説明では、あまりにも大きな崩壊のため、まだ復旧の見通しがたっていないとのことでした。

 国道445号の復旧状況も視察し、紅葉観光にとって大事な道路であることがよくわかりました。五木村築切では、国道445号の道路災害が昨年の台風被害現場のすぐ近くであり、川辺川の増水によってチッソ発電所の堰が大きく壊れ、国道が削り取られたことがわかりました。

 党調査団は、今回の現地調査をふまえ、地元市議会で取り上げるとともに、県議会、国会でも災害復旧を急ぐよう求めていくことにしています。


【05.10.5】



日本共産党熊本県議会議員 松岡徹
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