「みどりと水の熊本」にふさわしい駅を
      熊本駅前州へ整備を考えるシンポジウムを開催


 
松岡徹県議と日本共産党熊本市議団(益田牧子、重松孝文、上野美恵子市議)は26日、熊本駅前について考えるシンポジウムを開催。約40名が参加しました。

    
   熊本駅周辺の様子         シンポジウムには多くの市民が参加

 シンポジウムでは、主催者を代表して松岡県議があいさつ。「熊本の自然、歴史、文化を生かした未来に耐えうる駅周辺整備が大切。水と緑の熊本にふさわしい県民が誇れる駅前づくりに一緒に取り組んでいきましょう」と呼びかけました。

 基調報告では、区画整理・再開発対策全国連絡会議の遠藤哲人事務局長が、全国各地で駅前再開発の事例を紹介しながら、事業完了直後から破綻している各地の事例などを指摘しました。

 県と市の担当から説明を受けたあと、パネリストの県立大学の坪原紳二助教授、共産党の重松孝文市議から報告がありました。坪原助教授は、ヨーロッパでの駅周辺整備を紹介。「既存の中心市街地に悪影響を与えないで、中心市街をどう繁栄させるかが必要。駅前に商業施設などを無制限に受け入れるべきではない」と指摘。

 重松市議は、駅を出て正面にあたる東A地区に市が図書館を作る案を示していることについて「図書館は誰もが利用しやすい産文会館に」という代替案を示しながら、「駅は表玄関と交通結節の役割を持つべき。無理に人を集めることは中心街の空洞化を引き起こすことになりかねない」と市の計画に対して厳しく批判しました。

 参加者からは、「新幹線に合わせて全部を建設しなければいけないのか。開発は凍結して、街づくりはゆっくり考えていく必要がある」「春日地区に住んでいるが、駅西の区画整理のため、商業をはじめ地域が衰退している。何とかならないだろうか」などの意見が出されました。
【05.2.26】



日本共産党熊本県議会議員 松岡徹
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